一級建築士の学科試験は、
「ちゃんと勉強しているつもりなのに落ちる人」が本当に多い試験です。
資格学校に通っている。
授業も欠席していない。
それでも、なぜか点数が伸びない。
僕は総合資格に通って一発合格することが出来ましたが、
この状態のまま学科試験に失敗した受講生を何人も見てきました。
今振り返ると、原因ははっきりしています。
才能でも、理解力でもありません。
落ちる人には、共通した考え方と行動パターンがある。
しかもそれは、
資格学校に通っているからこそ陥りやすい落とし穴でした。
この記事では、
僕自身が総合資格の教室で実際に見てきたこと、
そして自分がハマった失敗をもとに、
一級建築士の学科試験で落ちる人の特徴を正直に書いていきます。
これから勉強を始める人、
すでに資格学校に通っている人ほど、
一度は読んでほしい内容です。
原因① 予習をしない
総合資格では対面授業が中心ですが、
講師は「受講生はすでに内容を理解している」前提で授業を進めます。
初歩的な知識や用語については、
いちいち噛み砕いて説明してくれるわけではありません。
そのため、一切予習をせずに授業を受けると
何ひとつ理解できないまま、その日の授業が終わることも珍しくありません。
もちろん、テキストを少し読むだけでも理解度は変わります。
ただし、わからない点が多すぎる状態で授業に臨むと、
その疑問が解消される前に次へ次へと進んでしまいます。
結果として、
• 途中から話についていけなくなる
• 授業が「作業」になる
• 苦手意識だけが積み上がる
こうして、じわじわと脱落していきます。
本来、正しい予習の考え方はこうです。
• 授業範囲はほぼ理解した状態で臨む
• わからない点だけをピックアップする
• 授業前に質問する
つまり、
授業は新しく学ぶ場ではなく、復習の場。
この意識を持てるかどうかで、
資格学校を「活かせる人」と「無駄にする人」に分かれます。
原因② 宿題を後回しにする
資格学校に通っていて落ちる人の多くが、
宿題を前日にまとめてやろうとします。
でも、このやり方には大きな無駄があります。
前日にやると「思い出す時間」から始まる
宿題を前日にまとめてやろうとすると、
まずやることは 授業内容を思い出すこと です。
• 何の話だったっけ?
• どこが重要だった?
• この問題、授業でやったっけ?
この「思い出す時間」、
本来なら必要のない、完全に無駄な時間です。
「思い出す=復習」は効率が悪い
中には、
「思い出す作業も復習になるからいいのでは?」
と考える人もいます。
でも、総合資格では数週間にわたって何度も確認テストが行われます。
つまり、
• 授業
• 宿題
• 確認テスト
• 模試
この流れ自体が、
十分すぎるほどの反復訓練になっています。
わざわざ宿題の段階で、
記憶を掘り起こす時間を作る必要はありません。
宿題は「記憶が新しいうち」にやるのが正解
授業直後、または翌日であれば、
• 内容を覚えている
• 重要ポイントも分かる
• 手がスムーズに動く
結果として、
• 宿題にかかる時間が短くなる
• 理解度も高い
• 次の授業につながる
だからこそ、
宿題はなるべく早く終わらせる方が圧倒的に効率的です。
後回しにする人ほど、時間が足りなくなる
皮肉ですが、
• 忙しい
• 時間がない
と言っている人ほど、
宿題を後回しにして余計に時間を失っています。
宿題は、
「前日にまとめてやるもの」ではなく
「授業の延長としてすぐ終わらせるもの」。
この意識の差が、合否を分けます。
勉強の出だしが遅い
「最初だし、まだ時間はたくさんある」
「今はそこまで本気でやらなくても大丈夫」
一級建築士の学科試験に落ちる人の多くが、
最初にこの考え方をしています。
正直に言うと、最初は僕自身もまったく同じでした。
何がそんなにまずいのか。
一級建築士の学科は、
• 計画
• 環境・設備
• 法規
• 構造
• 施工
この5科目があり、
どの科目もボリュームが異常に多い。
学習は基本的に、
• 次の週の予習
• 授業
• その週の復習
このサイクルで回っていきます。
実際は、この流れだけで1週間のほとんどの時間を使います。
過去に戻る時間は、ほぼ存在しない。
このスケジュールの中で、
過去の単元に戻って復習する時間を作るのはかなり困難です。
特に社会人の場合、
• 仕事がある
• 残業や付き合いがある
• 毎日同じ時間を確保できない
そもそも、
勉強時間を安定して確保すること自体が難しい。
そのため、一度できた「穴」を
後から埋めるのが本当に大変になります。
たった1週間のサボりが致命傷になる
一級建築士の学科は、
1週間サボっただけで、その週の内容がごっそり抜けます。
しかも怖いのは、その後です。
「このままじゃまずい」と思って
前の範囲を復習し始めると、
• 今やっている範囲が頭に入らない
• 授業についていけなくなる
という状態になります。
過去を追えば、今が抜ける
結果として起こるのが、この状態です。
• 過去を追いかければ、今が抜ける
• 今を優先すれば、過去が穴だらけになる
この悪循環にハマると、
勉強時間は増えているのに
なぜか理解はまったく進まない
という感覚になります。
僕自身、まさにこの状態に陥っていました。
落ちる原因は「能力」じゃない
一級建築士の学科試験で失敗する人に共通しているのは、
能力が足りないことではありません。
多くの場合、原因はただひとつ。
スタートが遅すぎること。
「まだ大丈夫」
「そのうち本気出せばいい」
この考え方こそが、
一番取り返しのつかない失敗になります。
まとめ 落ちる人は「才能」ではなく「順番」を間違えている
一級建築士の学科試験で落ちる人に共通しているのは、
能力が足りないことではありません。
• 予習をしない
• 宿題を後回しにする
• まだ時間があると思って動かない
こうした行動の積み重ねが、
気づかないうちに大きな差を生みます。
特に資格学校に通っていると、
授業に出ているから大丈夫
そのうちペースを上げればいいと錯覚しやすい。
でも実際の学科試験勉強は、
一度できた穴を後から埋める時間を与えてくれません。
社会人であればなおさら、
勉強時間には限りがあります。
だからこそ大切なのは、
• 最初から全力で走ること
• その週の内容をその週のうちに固めること
• 「まだ大丈夫」という考えを捨てること
これだけです。
僕自身、
スタートを甘く見たせいで遠回りしました。
この記事を読んでいる今が、
一番早いスタート地点です。
今日やるべきことはシンプル。
次の授業の予習を、今から少しだけ始める。
それが、一級建築士の学科試験で失敗しないための、
最初の一歩になります。
